和太鼓の演奏を観賞

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本日、奈良県の桜井市民会館にて行われた和太鼓グループ「」のコンサートを観てきました。つい5日ほど前、たまたまラジオのCMで流れているのを聞いて知ったのですが、結成20周年を記念しての無料コンサートだそうです。しかも今回は本拠地の明日香にほど近い桜井市で開かれるということで、これはぜひ見に行かねばと思ってました。

今日は3日連続で行われる桜井公演の初日で平日でもありましたが、それでも会場の8割方は席が埋まる盛況ぶりでした。実は和太鼓の演奏を聴くのは初めてだったのですが、そもそも打楽器にまったく馴染みがないので、どういうコンサートになるのか興味津々でした。これまで旋律のある音楽しか聴いたことがなかったので、正直太鼓だけの演奏で2時間とか単調にならないのかなと思ってました。


でもいざ演奏が始まってみると、そんな想像は杞憂であったことに気づかされます。まずあの大音響。あれはもう耳で聴くというより体で感じるものです。地鳴りのような大太鼓が腹に響き渡ります。そしてパフォーマンス。太鼓は他の楽器とはちょっと違って、叩いている姿そのものに魅力があるんですね。舞台装置や照明もなかなか凝ったものでした。だからビジュアル的な要素が大きい視覚芸術であるとも言えます。もちろん演奏している方々も汗びっしょりでものすごく体力使うんでしょうけど、そんな渾身のパフォーマンスが観る者に感動を与えます。たぶんあの感動は生で観ない限り、百分の一も伝わらないんではないかと思います。

プログラム的にも単調にならないように工夫が凝らされていて、エンターテインメントとしてよく練られているなと感心しました。曲目は古典的なものではなく、すべて創作によるものです。後半は三味線なんかも登場して壮絶なバトル。あれはある意味打楽器に近いですから、太鼓との相性は抜群ですね。たっぷり2時間以上、「大和魂」を堪能させていただきました。

太鼓というのはどこの国にでも必ずある最も原始的な楽器です。だからこそ人間の心を揺さぶるのでしょう。これまで旋律のない音楽にはどうも興味を持てなかったのですが、それは食わず嫌いでした。やはり音楽の原点はビートにあると認識を新たにした次第です。

地元にいながらこれまであまり知らなかったのですが、奈良にこんなグループがいることはうれしくなりました。今年は7月~9月にかけて47都道府県を巡る全国無料ツアーが企画されているそうなので、お近くに回ってきたときはぜひ観に行ってみてはいかがでしょうか。

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雑記

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