ボーカルカットのアルゴリズムについては開発当初からほとんど手付かずのままでしたが、ようやく重い腰を上げて本体部分のアルゴリズム改良に取り組みました。
変換品質については今までも割と好評でしたが、まだ改良の余地はあると感じ、Ver.1.31ではできるだけのことはやってみました。ボーカル除去の場合はあまり実感できないかもしれませんが、ボーカル抽出の品質はかなり良くなったと思います。その代わり前より少し効きが弱くなっているかもしれませんので、強めにかけると良い結果が得られると思います。
今までちょっと勘違いしていたのですが、ボーカル抽出の場合は振幅許容度・位相許容度のスライダーを左に動かすほど効果が強くなります。「許容値未満の場合にボーカルを残す」という設定になるからです。両方とも最も左に寄せると効果は最強になりますが、音質はかなりこもってしまいます。目盛り5つ分くらい右に寄せてやるとちょうどいいくらいになると思います。
まだチューニングが完全ではないので、これからまた再調整するかもしれません。音源によってうまく消えてくれるのとそうでないのがあるので、一律に決めるのはなかなか難しいです。
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